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株式会社弥生石油店
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潤滑油コンサルティング

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潤滑油コンサルティング

潤滑油のことなら当社にお任せください!
<潤滑油コンサルティング>

省エネルギー化に対して、「潤滑油」の果たす役割は小さくありません。潤滑油とは、機械システムの機械要素間に働く摩擦を軽減するために利用される油全般を指し、具体的には以下のような機能を持ちます。
(1)摩擦面における焼き付けの防止
(2)摩擦面における摩擦量減少による機械寿命の延命および機械精度の維持
(3)摩擦面における摩擦力減少による機械駆動エネルギーの節約
潤滑油は単純な機械の保護だけでなく、(3)のようにエネルギー効率を改善する効果も大きく、特に、製造業の機械工場などはシステム動作上で莫大な電力を消費しており、潤滑油によるエネルギー節約効果は非常に大きいといえます。潤滑油は、機械の動作条件によって粘土や品質など求められる性能は様々です。その省エネ効果を最大限に発揮するには、機械・設備の状況に応じて適切な商品を選択していく必要があります。
こうした背景もあり、潤滑油は各メーカーから多種多様な性質をもつ商品が出されているものの、どれも微妙に性能が違う商品です。機械・設備ごとに、温度、回転数、荷重、油膜形成何度などの運転条件が異なり、軸受、歯車、摺動などの種類・形状も違うので、メーカーを超えて最適な潤滑油を選択する必要があります。ところが、メーカー側としてはできれば顧客を囲い込み、工場の機械全てについて自社のラインナップ商品を提供したいと考えており、それゆえ、メーカー側による営業や単独メーカー側による営業や単独メーカーの代理店業者の営業の現場おいては、必ずしも適切な商品が選択されているとは限りません。潤滑油の卸売販売も事業の一部として行っている当社から見れば、このような顧客を無視した売り込みは、省エネ効果も十分発揮できず本末転倒になってしまうと考えています。
当社はお客さまの機械・設備の状況を見極めつつコンサルティングを行いながら
メーカーの区別なく最適な潤滑油の選定をお手伝いいたします。
 

潤滑油による省エネアプローチ(ギヤ油の場合)

   潤滑油による省エネアプローチは機械や設備によって様々に異なりますが、
   特に省エネ効果が期待されるのが減速機に用いられるギヤ油になります。
   
   一般的に減速機のエネルギー損失は
 (1)歯車の摩擦損失
 (2)油の撹拌損失
 (3)軸受損失
 の3つに大別されます。 
 
   これに対応して、ギヤ油による省エネアプローチは、主に2つの方向性があります。  
   1つは、油の粘度を低くして(2)の油の撹拌損失を減少させる方法、
   もう1つは、油の摩擦係数を下げて(1)の歯車の摩擦損失を抑える方法です。

低粘度化

右図の#90は粘度の高いギヤ油、#80は粘度の低いギヤ油になります。
粘度を低くすることで、
かきまわし損失(撹拌損失)が下がることが確認できます。
 
エネルギー削減効果は、負荷が軽く回転速度が
大きいほど大きくなることも読みとれます。
他方で低粘度化することのデメリットは、
歯面での潤滑油膜の形成能力が弱まることです。
 
負荷の高い機械の場合は、摩擦損失が増大して逆にエネルギー効率が悪化したり,
歯車の摩耗や損傷が起きて機械の寿命が縮まる可能性もあるので、
設備や機器の性質を考慮する必要があります。

低摩擦化

 前述の通り負荷のかかった歯車では,
   潤滑油の低粘度化という方法は取りにくくなります。
 したがって,硫黄系極圧添加剤のほか,
 二硫化モリブデン(MoS2)などの固体潤滑剤を加えて、
 摩擦係数を下げてエネルギー効率を改善する方策があります。
 
 右図のoilBはoilAに比べて同じ粘度だが個体潤滑剤を加えたものです。
 oilBのプロットは同じ負荷条件においてoilAより全体的にやや下に位置しています。
 
   その負荷抑制効果は、負荷が高ければ高いほど大きいことも確認できます。
   つまり、負荷が高いほど固定潤滑剤を混合することによる
 摩擦係数減少効果は高いと言えます。

潤滑油による省エネアプローチ(作動油の場合)

油圧装置に使われる作動油にも、前述の低粘度化アプローチは効果を発揮します。
基本構造として機械内部では作動油が油圧ポンプから押し出され、油圧シリンダに入って仕事をします。
 
装置によっては配管系が長くなっていたり、ホース・接手・フィルタなどがシリンダまでの道中に
設置されている場合があります。
そのため、作動油がシリンダに到達するまでに粘度による摩擦力により
圧力降下が起こってしまい、エネルギーが減衰します。
 
したがって、油の粘度を適切に下げることで、
圧力降下を抑えエネルギー効率を向上させることができます。
 
しかし、粘度を過度に下げるとポンプ内部の摩擦が増加して装置寿命が縮んだり、
内部漏れが増加してかえって圧力が低下したりするため、
設備や機器に応じた微妙な調整が必要になります。
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